コミュニケーションの原則5. 第一印象を磨く

こんにちは、またはこんばんは。
コミュ障のマサです。

 

今日はコミュニケーションの原則ラスト。原則5.
第一印象を磨く
についてです。

 

 突然ですが皆さんは「単純接触効果」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?
これは1968年、心理学者のロバート・ザイアンスが論文にまとめたもので、「人は最初特に興味のなかったものでも、繰り返し接すると次第に好きになる」という法則です。
例えば、CMで流れている曲が最初好きでもなかったのに気が付いたら好きになっていたなんて経験はありませんか?
これも単純接触効果の一例です。
ただし、単純接触効果が働くには前提条件があります。
それは最初に接したとき、すなわち第一印象が「中性または好印象であること」です。
中性というのは特に好きでも嫌いでもないという状態のことです。
つまり、第一印象が悪いと単純接触効果は働いてくれないわけです。

例えばSNSマッチングアプリでやり取りしていた相手と初めて会う場面を想像してみましょう。
待ち合わせ場所で待っていると「~さんですか?」と声をかけられ振り返ってみると、そこにはヨレヨレのTシャツに、グレーのダボダボのスウェットパンツ、足元はボロボロのサンダルを履いた男性(または女性)の姿が…。
…どう思うでしょう?
さすがに初デートでそれは…とか、清潔感が無い、部屋着みたい、ちゃんと異性として見てるのか?…etc
感想はいろいろあれ、ここから好きになるのが相当難しいのは想像できるかと思います。
俗にいう「生理的に無理」というやつです。
さすがに例が極端すぎた気もしますが、第一印象がいかに重要かというのはお分かりいただけるかと思います。

 

さて、ところで第一印象とは何で決まるのでしょうか?
上の例を考えても分かるように、外見は第一印象を決める上で大きな要素ですがそれだけではありません。
まず前提として、人は五感すなわち「視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚」を用いて情報を処理しています。
このうち人の第一印象を決める要素としては、「視覚、聴覚、嗅覚」で処理されるものすなわち「外見(視覚)、声のトーンや話し方(聴覚)、匂い(嗅覚)」の3つです。
よって、第一印象を磨くということは
1.外見
2.声や話し方
3.匂い(体臭や服のにおいなど)のケア
の3つを磨くと言い換えることができます。

磨くと言うと大変そうに聞こえるかもしれませんが、1.外見と3.匂いについては一般的な身だしなみを整えることができていればとりあえずはOKです。髪を切る、爪を切る、ムダ毛を剃るなどですね。一応男性の方も基本的なスキンケアや服装もちゃんと出来るとより良いのですが、そのあたりは追々説明していきます。
2.声や話し方については、ぜひ一般向けのボイストレーニングの本を一冊買って実践していただきたい。何も声優を目指すわけではないので、一日数分のトレーニングでも十分に効果は出ます。
参考までに私は下記の本に書かれているトレーニングをほぼ毎日数分間行っています。

白石 謙二(2007)『DVD付き 人に好かれる声の磨き方と話し方』永岡書店https://www.amazon.co.jp/gp/product/4522425031/ref=dbs_a_def_rwt_bibl_vppi_i7

 

ただし、あんまり無理やり大きく口を開けすぎると顎関節症になることがあるので、無理のない範囲で行ってみてください(私はなりました泣)

 

以上!次はここまで述べたコミュニケーションの5原則
原則1.相手の話を聴いていることを「積極的に」伝える
原則2.言語情報と非言語情報を一致させる
原則3.感情ベースの会話と事実・数値ベースの会話を区別する
原則4.相手をよく観察する
原則5.第一印象を磨く
を実践するうえで大切なコミュニケーションにおける2つの姿勢についてお話する予定です。

 

原則1~4の記事を未読の方はぜひ下記も読んでいただけると嬉しいです。

masa-commusyou.hatenablog.com

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